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なかよし小鳩組

荻原 浩さんの小説『なかよし小鳩組』を読みました。
前作『オロロ畑でつかまえて』の続編でユニバーサル広告社のおなじみのメンバーが勢ぞろいです。
前作を思い出すだけで楽しくなる。

本作もしがないコピーライターの杉山が右往左往します。
しかもヤクザ絡みの仕事。
小鳩組の人も強面で凄味ながらも愛嬌たっぷり。いろんな人生事情が垣間見えます。
今回は杉山の元家族とのやり取りがおもしろく、また、人間味溢れるやりとりが良い。そしてそこから人生の再起をかける杉山。
またユニバーサル広告社の人々も前回よりキャラが立ってきています。とても個性豊かでそしてそれぞれの事情をかかえながらストーリーを盛りたてます。
ストーリーの途中までは、前作の方がおもしろかったかな~と思いながらも、それなりにおもしろくて先を知りたくて読み進めます。
そして終盤の展開とたたみ掛けは見事。終盤は前作より面白かったと思う。
最後は泣きそうになりました。目に涙が滲みつつも悲しい気持ちではなくて前向きな気持ち。
笑いがあって、そして前向きででも切ないみたいないいシーンが出てくるのでなんとも言えない清清しく気持ちいい小説になっています。絶妙のバランス。
読み終わって余韻を楽しめる小説って良いですよね。
続きを読みたくなってしまう。

この人の小説は笑いと涙と感動の組み合わせ、バランスが良い。
そして人間味が溢れている。
また伏線がうまい。とても自然な伏線。
伊坂さんの小説は、”狙った”という感じのしてやったりの伏線だけれど、荻原さんの小説の伏線はすごく自然。あとで読み返して確認したくなってしまう。

やっぱり荻原さんの小説は良い。お奨め。
今度は何を読もうかな?読みたいのいっぱいあって困ってしまう。

この小説を読んで僕もマラソン始めようかな?!と思ってしまいましたw
つい先日の東京マラソンも思い出して、おお、先取りしてたんだーと思いながらとてもおもしろかった。

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2008年02月22日 20:56に投稿されたエントリーのページです。

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