荻原 浩さんの小説『コールドゲーム』を読みました。

中学時代、いじめられていた少年によるクラスメートへの陰気な報復といじめる側だった者たちの犯人探しの物語。
途中経過がすごく面白い。
最初は気味が悪い悪戯程度だった報復がだんだんエスカレートしていって、途中で大きな事件が起きます。
そこから終盤にかける切羽詰った感は圧巻。
最後はちょっとあっけない感じもあるけれど、悲しくもちょっとほっとする終末。
学生の頃は誰もが一度はどれかの役割、もしくは全部の役割を体験していると思う。
いじめる側、いじめられる側、見てみぬ振りをする傍観者。
ボクは全部経験がある。
そういう意味で主人公達と少し気持ちが被るところがある。
いじめの問題は本当に難しいと思う。
いじめが悪いことは誰もが分かっていても。。。
ぼくが学生の頃は今ニュースで報道されるほどいじめを苦にした自殺は無かった。たぶん。
でも今の時代、行き過ぎたいじめによる自殺や過失致死(他殺に近いような)まである。。。
小説の中の物語が実際に起きてもおかしくはないかもしれない。
@いじめ
いじめ問題・対策・相談掲示板
相談できる場所があるというのは良いと思う。ネット上なら匿名だし。
でも実際のところどれだけ救われるのだろう。救えるのだろうか。
大人の社会でも公然といじめや差別があるのに子供にいじめは良くないと言っても説得力が無い。
無くなるわけがないと思う。
社会にゆとりや余裕が無さ過ぎるのだと思う。
ゆとり教育は大人にすべきなのかもしれない。
自分自身でもゆとりが足りないと思う。
