荻原 浩さんの小説『メリーゴーランド』を読みました。

最初は読んでいてイライラしました。
啓一の邪魔ばかり入って。
しかもくだらないジジイ達、権力固守、保身だけの同僚や上司たちが憎たらしい。
架空の町の架空の役所の架空の物語なのに、役人はみんなこんな感じなんだと思わせる、妙にリアルというか、うまく悪役と悪を作り出している。
本当にこんなんなのかな?全部が全部そうではないにしろ、こういうところがまだあるのかなぁ。。。
嫌だなぁ。
僕の中高時代の友達が町役場に勤務している。今度あったら聞いてみよう。
「ガツン」が足りない、というところに耳が痛い。僕自身もそうだと思うw ガツンが足りない。
分かっていてもなかなかガツンとはできない orz
物語の終盤、漸く自体が好転し始めます。歯車がうまくかみ合い始め、みんなのモチベーションも上がっていい感じになりかけて・・・・
このままいい感じのままサクセスストーリーで終わる話もちょっと読んでみたかったな。
啓一が支配人になったらいい遊園地になりそうだし、名所になりそうだった。
政治という病魔に取り付かれるとみんな変わってしまうのか、そもそもそこを目指す人たちはどんなに正義を吹いていても腹は黒いのか。。。なんだかなぁ。
でもバッドエンドで終わるわけでなくて、ちょっと切なくも暖かく希望を感じる終わりかたで、最後の最後にこの小説を好きになりました。
途中で読むのを止めようかと思ったけれど、最後まで読んでよかったです。よかった。