久しぶりに奥田 英朗さんの小説を読みました。
精神科医の伊良部先生が活躍するシリーズの最新作『町長選挙』です。
今回は1話目の「オーナー」が一番おもしろかった。
プロ野球の人気チームの母体で大手新聞社の会長が主人公。
最後は少しウルッと来ました。ええ話や。
本作に登場する人物は実在の有名人をモデルにしているみたいな。
ナベツネ、ホリエモン、黒木瞳あたりがモデルでしょうか。
とにかくナベマンの話がよかったので今作もおもしろいなぁ~と思って読み進めて、2話目も最初はおもしろかったのだけれど、伊良部があんまり活躍しないままに終わった。
3話目もいまひとつ。
最後の4話目は、タイトルにもなっている「町長選挙」。
これはおもしろかった。
最後の続きというか後日談を読みたいなぁと思いました。
奥田さんの小説は会話が小気味よくてテンポ良く読めます。おもしろいこともあってスラスラ読める。
読書が苦手な人にもお薦めです。
これ読んでると、昔懐かしいTVアニメ『うる星やつら』を思い出します。
そんな感じ。
『四畳半神話大系』と同じ京都が舞台です。
恋愛コメディなんだけど、ちょっとファンタジーも入っている。
本作は山本周五郎賞受賞、本屋大賞2位の作品ですが、ボクは『四畳半神話大系』の方がおもしろかった。
初めはつまらなくて、後半オモチロかった。
偽電気ブラン飲んでみたい。
『夜は短し歩けよ乙女』で有名な森見 登美彦さんの小説『四畳半神話大系』を読みました。

『夜は短し歩けよ乙女』がおもしろそうだなぁと思っていて、この人の作品を読んでみたいなぁと思っていました。
本屋さんへぶらりと立ち寄ったらこの作品が文庫で置いてあったので、買ってみました。
この作品、傑作です!おもしろい(^o^)
特に第1話と第2話が。
電車の中で読みながら笑いそうになりました。
語り口調が独特で、しかも軽快で読んでいて楽しいです。
でも人を選ぶかも。好みは分かれるところかもしれません。
この作品は大学生以上の男性の方が楽しめると思います。
京都に住んでいる人、住んだことのある人はよりいっそう楽しめるでしょう。
鴨川神社を見に行きたくなったw
どこかにあると言われる、幻の秘宝「薔薇色のキャンパスライフ」、この表現にウケましたw
ボクもそれがどこかにあると思っていました。でも手に入れられなかったw
森見さんの他の作品も読みたくなりました。
すらすらとあっという間に読めてしました。
ストーリーは特に起伏も無く、感動もドッキリもないのですが、爽やかです。
そして穏やか。
特に感想はないのだけれどw、前向きってことは素敵だな、と思わせます。
なんか昔深夜テレビでやっていた三谷幸喜脚本、もたいまさこ、室井滋、小林聡美主演のコメディドラマ『やっぱり猫が好き』みたいな雰囲気の小説。
登場人物も30~40代の女性3人が中心だし、よく似てる。
なんか泣ける小説や展開の早いスリルある小説を読んだ後の箸休めみたいな小説ですw
読むとおにぎりとかシナモンロールを食べたくなりますよw
荻原 浩さんの小説『明日の記憶』を読みました。映画化もされている作品です。

読んでいて序盤はイライラしちゃうんだけれど、途中から怖くなってくる。
ホラーやミステリーとかの怖さとは全然違う怖さ。
自分もそうなる可能性があることや、もし自分がそうなったら、といった不安からくる忍び寄る恐怖感。
そして後半、終盤は泣けます。
切ない。
切ないけれどなぜか一筋の明るい光が差し込むような微笑ましいシーンを想像させる。
うまい。
けれど、本当に切ないし、いろいろ考えさせられます。
ちょっとした物忘れをしただけで、もしかして自分も始まっているの?と怖くなる。
若年性アルツハイマー。
本人も辛いだろうし、家族も辛いと思う。
自分の家族を持ってしまうとなお更にいろいろ考えて怖くなります。
良い薬が早く実用化されることを切に願います。
また介護施設等が十分に普及すること、国から十分な援助を受けられる体制が整うことを祈ります。
自分が痴呆症になった時にはやっぱり家族に負担をかけたくないと思う。
もしそうなったときに受け入れてくれる施設と金銭的援助があれば良いのだけれど。
税金を無駄遣いしないでこういう方面にも使用して欲しい。
高野 和明さんの小説『幽霊人命救助隊』を読みました。

自殺して幽霊になった4人が、神様からの指令を帯びて、自殺志願者100人を自殺から救出して、天国を目指すお話です。
こう書くと、なんかとんでもな内容でエンターテイメントって感じがしますが、扱っている話題は自殺とうつ病で、ものすごく深刻です。
その重~いテーマを重くなりすぎないように、笑いも加えつつ、でも真剣に向き合って書いています。
前回、『13階段』を読んだときも思いましたが、高野さんは、ものすごく取材を重ねていらっしゃるな、と思いました。感服します。巻末の参考資料をみると良くわかります。
なので、すごく説得力があるし、説得力があるから面白いというか興味深い。
自殺、多くの人が1度は考えたことがあるのではないでしょうか。僕も何度か考えたことがあります。
でもその多くの人が思いとどまります。
あとから考えると、死ぬほどのことじゃなかった、死ななくてよかったのかも、なんて思いますが、その時は確かに死んでしまいたい、消えてしまいたい、いっそ楽になりたい、と思ったのです。
追い込まれていたのです。
その追い込まれた迷路から抜け出せない人が実は沢山いる。
どうしてそうなってしまうのか?
どうやってそういう人を助けたらよいのか?
この本は物語の形で解説しています。
筆者は解説しているつもりはないのでしょうけれど、これを読むとなるほど~、わかるわかる、と思います。
そして、強烈に社会風刺もしています。そこが面白いというかそこに共感するというか。
世の中狂ってるなと思います。
この本は2種類の人間に読ませたい。
1つはこの本を日本の全ての政治家に読ませたい。
読んでも何も感じないのかれしれないけれど、それでも読ませたいと思う。
それからもう1つは、今自殺を考えている人、死にたいと思っている人に読ませたい。
思いとどまるきっかけになるかもしれない。ならなくてもいいから死ぬ前に読んでみて欲しい。
文庫本なのに分厚くて手に取りにくい本ですが、読んでみて欲しいと思います。
最後は粋な展開で思わず微笑んでしまいました。
お勧めです。
荻原 浩さんの小説『なかよし小鳩組』を読みました。
前作『オロロ畑でつかまえて』の続編でユニバーサル広告社のおなじみのメンバーが勢ぞろいです。
前作を思い出すだけで楽しくなる。

本作もしがないコピーライターの杉山が右往左往します。
しかもヤクザ絡みの仕事。
小鳩組の人も強面で凄味ながらも愛嬌たっぷり。いろんな人生事情が垣間見えます。
今回は杉山の元家族とのやり取りがおもしろく、また、人間味溢れるやりとりが良い。そしてそこから人生の再起をかける杉山。
またユニバーサル広告社の人々も前回よりキャラが立ってきています。とても個性豊かでそしてそれぞれの事情をかかえながらストーリーを盛りたてます。
ストーリーの途中までは、前作の方がおもしろかったかな~と思いながらも、それなりにおもしろくて先を知りたくて読み進めます。
そして終盤の展開とたたみ掛けは見事。終盤は前作より面白かったと思う。
最後は泣きそうになりました。目に涙が滲みつつも悲しい気持ちではなくて前向きな気持ち。
笑いがあって、そして前向きででも切ないみたいないいシーンが出てくるのでなんとも言えない清清しく気持ちいい小説になっています。絶妙のバランス。
読み終わって余韻を楽しめる小説って良いですよね。
続きを読みたくなってしまう。
この人の小説は笑いと涙と感動の組み合わせ、バランスが良い。
そして人間味が溢れている。
また伏線がうまい。とても自然な伏線。
伊坂さんの小説は、”狙った”という感じのしてやったりの伏線だけれど、荻原さんの小説の伏線はすごく自然。あとで読み返して確認したくなってしまう。
やっぱり荻原さんの小説は良い。お奨め。
今度は何を読もうかな?読みたいのいっぱいあって困ってしまう。
高野 和明 さんの小説『13階段』を読みました。

第四十七回江戸川乱歩賞受賞作です。
当時選考委員であった宮部みゆきが絶賛。他の選考委員の方も納得の受賞だったそうです。
さて、小説はミステリーものです。
そしてとても完成度の高い、完璧なミステリーだと思います。
こんな完璧なの初めて読んだ。
綿密で伏線もすばらしく、でも良い意味で予想を裏切り、多くの問題を投げかける。
ストーリーとメッセージ性がすばらしい。
刑務所と囚人、裁判と法、犯罪者と被害者、更正と復讐。
難しいテーマを題材にしているのですが、文章は堅すぎず、すらすらと読めます。
この人の文章には不思議な力があって、すらすらと読み進ませる力がある。
先が気になる。
自分の犯人予想があってるのか、すごく気になるし、前科を背負った人達の結末が気になる。
犯人が、動機が、分かりそうで解らない。最後まで判らない。
そして最後はちょっと悲しい気分になる。
ある意味ハッピーエンドである意味においては不幸で暗い。
死刑制度が抱えるさまざまあ問題を浮き彫りにしています。
著者は死刑制度に対して賛成とも反対とも言っていないのだけれど、いろいろと考えさせられるというか、すごく深い。
難しい社会問題だ。
そして心の問題だ。
難しい。
いろいろな葛藤を抱える。被害者家族も加害者家族も。裁く人も裁かれる人も。
本当に難しい。
この小説は重いテーマを扱っているけれどすらすら読める読みやすい小説だし、なによりおもしろいです!
絶対お奨めの一冊です。
最近一押しの作家、荻原 浩さんの探偵小説『ハードボイルド・エッグ』を読みました。

のっけから騙されますw
でもおもしろい。
主人公がいいです。ダメさ加減が。愛着沸きますね。
かっこつけで、でもカッコ付かなくて、そんなところがお茶目で。
クールそうに振舞うのだけれど、うまくいかなくて結局はお人よしの良い人。
なんか共感できるところがある。
かっこ悪いんだけれどなんか憧れてしまうなぁ。
そして秘書が酷いw
ちょっとむかつくんだけれど憎めない存在。
最後はちょっと寂しいお婆ちゃん。
半分辺りまで読むと、ストーリーが急展開。ぐっと面白くなってきます。
最後は結末が気になって一気に読みきりました。
最後はちょっとほろりと来そうになりました。こんな結末とはね。
でもこれは味があってよいかも。
うまく締まっていると思う。
昨年出版された続編の『サニーサイドエッグ』も読みたいな。
早く文庫になってくれないかなぁ~
奥田 英朗の小説『空中ブランコ』を読みました。
同じく伊良部先生が出てくる『イン・ザ・プール』の続編です。

第131回直木賞を受賞した小説です。
文庫化されるのをずっと待ってました。1/10に文庫が発売されたばかりです。
ちょ~おもしろい!(^o^)
伊良部先生が活躍する5編の短編集が収められています。
どれもおもしろいです。
次から次へと読みたくなって”あっ”という間に読んでしまいました。
やっぱり伊良部最高!
奥田さん最高!
人間の弱いところ、強いところをうまく描いていて、突拍子もないけれどどこか人情味、人間味に溢れていて、とても良いです。
読んでいて気持ちよかったです^^
僕も”点”打ってみたいですw
村上 春樹の小説『海辺のカフカ』を読みました。


日本でも話題になったし、世界的にも評価を受けている作品なので、どんな内容か興味を引かれ読んでみようと思いました。
難解?なお話です。
最初はちょ~~~つまんなかった。
下巻はなんか物語りに引き込まれて不本意ながらぐいぐい読み進めてしまいました。
星野さんが出てきた辺りから面白くなってきます。
主人公の田村くんはつまんない男です。ただのむっつりすけべなわがまま中学生にしか見えない・・・
この作品は脇役が魅力的です。
そして相変わらず無駄に性的な表現が多い。それはいるのか?と思う。
若さゆえのどうしようもない純粋な性衝動みたいなところを書いているのかもしれないけれど、なんか村上さんの少年時代の願望なの?と思ってしまう。
他の表現、哲学的なところとかいろんなところで、なんかの文学賞を狙っているの?みたいに読めてしまう。
物語の最後の対決もイマイチ盛り上がりに欠ける。なんか拍子抜け。
結局、村上さんの小説は僕の好みには合わないようです。
文学的な小説は苦手だなw
東野 圭吾の小説『探偵ガリレオ』を読みました。

今ドラマ化されているあれです。福山が主役で。
ドラマでは派手な感じに仕上がっていますが、小説ではもっと淡々としています。
で、ドラマと原作では大分違うなーという印象です。
トリックは一緒なんだけれど。。。なんかドラマ化というより、パクリっぽいニュアンスを感じるw
だって雰囲気が違うんだもん。
まぁ、原作の湯川助教授のモデルは佐野史郎で、ドラマでは福山雅治だしね。ドラマに出てくる女新米刑事は原作には出てこないしね。
犯人推理やトリック暴き方、展開というか見せ方は非常に面白いんだけれど、短編集なせいか、あんまり印象に残らないというかのめりこまないというか。
そういう意味では1話完結型で1話1話を派手にしたドラマ化は成功かもしれないが、どっちがおもしろいかは微妙だけれど。
僕は小説の方が好きだなぁ。暴き方がうまいというか。
ドラマは無理に映像化しようとしていてありえない感がただよってしまっている。まぁそこが派手で面白いのかもしれないけれど、僕はあんまり・・・
荻原 浩の小説『噂』を読みました。

ミステリー小説です。でもところどころに荻原流のユーモアを忘れていません。
「キモサブっ」に思わず笑ってしまいました。電車の中でw
でもこの作品は本格的なミステリー小説だと思います。
犯人が気になってどんどん読み進めてしまう。
捜査展開も面白い。キャラもたってます。
犯人にびっくりです。でも最初は辻褄が合わないジャン!と思って納得しかねる部分があったのですが、あとがきを読んで、もう1回読み直しました。
で、読み直してみると、実に巧妙に沢山の伏線が張られていることに気が付きました!
辻褄もちゃんと合ってる!2度びっくりです。
目線とか言い回しとか、実にうまい伏線。それがわかったときに、思わずにやりとしてしまうくらい。
そしてラストにびっくり。
実におもしろい小説でした。最後はちょっと微妙な気持ちになるけれど。
荻原さんは最近もっともお気に入りの作家さんです。
ファンタジー小説『女魔術師ポルガラ』の1巻『運命の姉妹』を読みました。

『ベルガリアード物語』『マロリオン物語』『魔術師ベルガラス』に続く続編です。
続編といってもストーリー的には過去に遡る回想編みたいな感じです。
魔術師ベルガラスの3巻『王座の血脈』からバトンタッチされる形で始まります。
魔術師ベルガラスでポルガラの父、ベルガラスが語らなかった部分を補完しています。
今まであまり詳細に語られてこなかったポルガラの妹、ベルダランのことがポルガラ視点で詳しく語られます。
全編ポルガラ口調なところはちょっとうざいんだけれどw、でも今まで語られていなかった部分、省略されてきた部分が明らかになっていくので、ついつい時間を忘れて読み進めてしまいます。
2巻も買おうかな。2巻の方が面白そうだし。
荻原さんのデビュー作です。そして第10回小説すばる新人賞受賞作品。
おもしろいです。皮肉とユーモアに満ちています。
皮肉もいやな感じでわなくてさらりと笑わせる風刺めいたもの。ユーモアのセンスが抜群。
この人の作品はどれもおもしろく、あったかく、読後感がよいです。
最近はまっています。
ユニバーサル広告社の名前は『神様からひと言』にも出てきます(^^)
なのでこれを読んでから読んだほうが楽しいかも。僕は逆になっちゃったけれど。
本作は映画化してもおもしろそうだ。
映画化された恩田 陸さんの小説『夜のピクニック』を読みました。
読みたいなと思いつつも映画化されてしまっていたからなんとなく読むのを敬遠していたのですが、やっぱりおもしろそうなので読んでみました。
そして、やっぱりよかった。
これは当たりでした。
ほろりと感動、すがすがしく、懐かしく、なんともよい読後感。
久々に読んでよかった、出会ってよかったと思う作品。
『天使の卵』や『卵の緒』『幸福の食卓』、『キッチン』と同じような良さを持っていると思う。
歩行祭よいなぁ。
僕も参加してみたかったなぁ。
歩いたことないのに、なんか歩行祭のなんともいえない苦痛と感動と喜びが伝わってくるというか共感してしまうf(^^;
今までずっと毛嫌いをしていた村上 春樹 の小説を読みました。
有名な作品『ノルウェイの森』を読みました。


これがちょうど今から20年前に書かれた作品だなんて知りませんでした。
そんな古い作品とは。
読んだ感想ですが・・・・
20年前だったら評価されたのも肯けるかも。。。
でも僕にはピンとこないというか、心に響きませんでした。
amazonのクミコミを見ていると、「共感した!」なんて書き込みがありますが、僕に言わせると「どこに共感するんだよ!」と思います。
緑なんてちょーむかつく自分勝手女だし。出てくるのは主人公含めひどい男とひどい女ばっかりです。
同情するところはあるし、悲観的な気分になりますが、あんまりな内容ではないかと。。。
変にエロいし。
作者は何を言いたいのかメッセージがわからん。
20年前は精神障害者の認知度は低かったのかもしれません。ストレスとかもあまり理解されていなかった時代なのかも。
その頃だと斬新な作品だったのかもしれない。
でも今はそんなことないし。
例によって最初はイライラする展開なのですが、最後はやっぱりおもしろかったです。
終盤は仕返しの展開が読めてしまうのですが、それでも痛快です。
こういう腐った会社、本当にありそうでなさそうでありそうなw
こんな会社には勤めたくないなと思う典型的な会社ですね。
ここまで極端じゃなくても似たり寄ったりな会社は現実の世の中にもありそう。。。
ワンマン社長や声の大きい人に振り回されて、下は大変。
力のある人の周りには腰ぎんちゃくや忠犬ハチ公が群がって、上にヘコヘコ、下に厳しく当たる、そんな会社やだな、
と思いながら会社を辞められない人も沢山いそうw
なんか無意味な会議や書類作成を沢山やられていると思いながら仕事をしている人も沢山いそうw
まぁ、そんなの多かれ少なかれどこの会社でもあるのだろうけれど。
正直者や真面目で優しい人が損をする社会を変えてくれるような政治家が現れてほしいものです。
藤原 伊織さんの小説『テロリストのパラソル』を読みました。

史上唯一の、直木賞&江戸川乱歩賞ダブル受賞作!
ハードボイルドなミステリー小説です。
タイトルと帯の受賞名を見て気になって買いました。なんだかおもしろそうだと。
で、読んでみて、思っていた以上におもしろかったです。
ぐいぐい引き込まれます。
秀逸なミステリー作品だと思います。ダブル受賞もうなずける。
文章は読みやすく、堅苦しくありません。
キャラが立っていて会話や裏の読みあいも面白く、先が気になって読んでしまいます。
浅井や島村のユーモアある一言がうまくてこの物語の魅力を増しています。
緻密な取材に基づいて書かれているんだろうなぁ~と関心してしまいます。
この作品は僕的に当たりでした(^^)
魔術師ベルガラスの3巻『王座の血脈』を読みました。

なかなか面白かったです。
ベルガリアード物語の前のお話で、回想記みたいなものでおまけ的要素が強いのだろうと思っていたのですが、意外とおもしろくって引き込まれました。
謎だった部分、語られていなかった部分が明らかにされていき、そこが興味深かった。
ベルガリアード物語を最初から読み直したくなります。
うまい書き方だ。
女魔術師ポルガラは読まないつもりだったけど、魔術師ベルガラスの締めがうまくて読みたくなってしまいました。
きっと買ってしまうのだろうな。。。
孤独感。
僕も味わったことがあります。
そして、自分は孤独が好きなんだ、誰ともかかわりたくないんだ、と思ってしまう時・・・自己防衛のためにそんな言い訳を自分の中で作り出してしまうのでしょうか。
そんなこと偽りの静寂と平和であることは分かっていてもそう認めたくはない、そんな状況。
うまく表現しているお思います。
ちょっぴり切ないかな。
でもちょっと現実感がなかった気がします。
最後は少し希望の持てる終わり方でした。
荻原 浩さんの小説『メリーゴーランド』を読みました。

最初は読んでいてイライラしました。
啓一の邪魔ばかり入って。
しかもくだらないジジイ達、権力固守、保身だけの同僚や上司たちが憎たらしい。
架空の町の架空の役所の架空の物語なのに、役人はみんなこんな感じなんだと思わせる、妙にリアルというか、うまく悪役と悪を作り出している。
本当にこんなんなのかな?全部が全部そうではないにしろ、こういうところがまだあるのかなぁ。。。
嫌だなぁ。
僕の中高時代の友達が町役場に勤務している。今度あったら聞いてみよう。
「ガツン」が足りない、というところに耳が痛い。僕自身もそうだと思うw ガツンが足りない。
分かっていてもなかなかガツンとはできない orz
物語の終盤、漸く自体が好転し始めます。歯車がうまくかみ合い始め、みんなのモチベーションも上がっていい感じになりかけて・・・・
このままいい感じのままサクセスストーリーで終わる話もちょっと読んでみたかったな。
啓一が支配人になったらいい遊園地になりそうだし、名所になりそうだった。
政治という病魔に取り付かれるとみんな変わってしまうのか、そもそもそこを目指す人たちはどんなに正義を吹いていても腹は黒いのか。。。なんだかなぁ。
でもバッドエンドで終わるわけでなくて、ちょっと切なくも暖かく希望を感じる終わりかたで、最後の最後にこの小説を好きになりました。
途中で読むのを止めようかと思ったけれど、最後まで読んでよかったです。よかった。
最近ちょっと石田 衣良さんの小説にはまり気味。『4TEEN』をえらく気に入りました。
今度は『うつくしい子ども』を読みました。

タイトルからピンとこないけれど、殺人事件のミステリーです。
ミステリーなんだけれど、いきなり犯人が書かれています。少年。しかもごく近いところに犯人がいます。
そこから、なぜ?といったところに向かっていきます。なぜこんなことを?どうして?と。
読んでて少しかわいそうになると同時に怖いなと思いました。
怖いと思ったのは犯人の少年ではなく、マスコミに対して。
かわいそうと思ったのは被害者ではなくて犯人の家族に対して。
日ごろのニュースを見てると、実際、加害者の家族は居場所がなくなるのだろうなぁと思います。
テレビのコメンテーターはすき放題持論を述べて、週刊誌はスクープを争ってより悲劇的に凶悪に報道して。
被害者ももちろんやりきれないんだろうけれど。
加害者自身は自業自得としても加害者の家族は責任を糾弾されてももうどうしようもないんだろうな。。。コメンテーターは環境のせいや町の住人にまで原因の一因を持たせたりして。実際周りの人はそんなこといわれてもどうしようもないし、腹立たしいだろうな。そしてそのやり場のない怒りは引き金となった加害者家族に向けられて。。。
僕自身もよくテレビで少年犯罪のニュースを見てると、加害者の親はなにをやってるんだ、と思ってしまうけれど、この小説を読んで少し考えさせられました。
といっても、同じような事件を目の当たりにすると、やはり親や兄弟、家族を責めてしまうのでしょうね。
重松 清さんの小説『ビタミンF』を読みました。

重松さんの作品を読むのは初めてです。
直木賞受賞作なのでこれから読んでみることにしました。
読んでいてちょっと怖くなりました。なんかリアルな現実を見させられる。
結末として救済は用意されているのだけれど、自分がこんな立場になったらどうするのだろう、どうしたらよいのだろう、対応できるのだろうか?と考えるととても怖くなる。
そして、リアルにその像が浮かぶ。自分の年齢を考えるとそう遠くない将来にこうなるのだろう、こういう場面に遭遇するのだろうと考えてしまう。
これは38歳か40歳くらいで読むと今以上に、もっとすごく共感できる小説なのかもしれない。
そのくらいの年齢になって小中学生の子供持ってから読めばよかった。
文章はとても読みやすいです。そしてとても丁寧だと思いました。
う~~ん。なんか現実感がないというか、小説なんだから現実感を求めてもナンセンスなのかもしれないけれど、なんかユキがありえな~~いって感じで、僕的にはダメでした。
吉田君のキャラは好きなんだけれど、ユキがダメ、受け付けない。こういうタイプは嫌い。付き合えないw
前に読んだ『リレキショ』の方が良かった。空気感は似てますけれど。
石田 衣良 の小説『1ポンドの悲しみ』を読みました。

石田さんは有名ですが、なんとなく読むのを避けていました。特に理由はないのだけれどなんとなくね。
で、これが石田さんの作品で最初に読んだ本になります。
30代女性の恋模様を10編の短編集としてまとめた作品です。
ボクは前半の作品が気に入りました。
特に最初の「ふたりの名前」と「誰かのウエディング」。
これはちょっとだけ、うるっっと来た。電車の中だったのでやばかった。
あとは「声を探しに」がよかったかなー
残りはフツーというか、あんまり心に残らなかった。
なので、読み始めはすごくいいなぁと思ったけれど、途中からちょっと飽きた。
んでも『スローグッドバイ』も読んでみようかなぁ。
とても読みやすい文章でした。ちょっと軽いけれど、内容が短編の恋愛ものだから仕方ないのかな。
ファンタジー小説 魔術師ベルガラスの1巻『銀狼の花嫁』を読みました。

ベルガリアード物語、マロリオン物語の続編です。
続編といいつつも、過去の回想録みたいな内容です。
マロリオン物語の最終話『宿命の子ら』から完全に続きの展開で始まるので、マロリオン物語を読んでから読んだ方が分かりやすいです。
そして、ベルガラスがガリオンやダーニクらにせがまれて昔話を話します。
ベルガリアード物語の前から始まり、ベルガリアード物語の舞台裏、語られていなかった謎の部分や予言の真実などが語られます。
ベルガラスの生い立ちから始まり、アルダー神に弟子入りするあたりやベルディンと知り合うところ、ポルガラの出生が描かれています。
そしてポレドラとの出会いも詳細に描かれていままで不明確だった彼女の部分がよく分かります。
ベルガリアード物語やマロリオン物語ほど面白くはないけれど、ファンは読まずにはいられない作品だと思います。
トラクやゼダーとの最初の戦いとかそこそこ面白いし、ベルガラスの偉大さが分かります。
石田 衣良の『波のうえの魔術師』を読みました。

久々にとっても面白かったです。
石田さんの小説を読むのは『I LOVE YOU』以来。長編は初めて。
最初は毛嫌いしていたのですが、やはり食わず嫌いだったことが分かりました。
スピーディーで軽快でこ気味良くて、とても気に入りました。
株はやったことないし、知識もないけれど、それでもたのしく読めました。
物語に引き込まれました。
株を扱っているのだけれど、やっていることや舞台が少々きな臭いところが面白みを出しているのだと思います。
株をやったことがある人なら倍おもしろかったんだろうな。
描写もうまく映像が目に浮かびました。
やっぱり”盗む”系のお話はおもしろい。
最後もよかったです。満足(^ー^)
マロリオン物語の5巻『宿命の子ら』を読み終えました。

遂に完結です!
なかなかおもしろかったです。
かなり気に入りました、このシリーズ。
ベルガリオン物語-マロリンオン物語、この2作(完全な続編なのでまとめて1作と言っても良いかも)は久しぶりファンタジー小説の面白さを気づかせてくれて、どっぷりはまりました。
神が出てくるし、政治や宗教、戦争など難しく重い要素も出てくるのですが、話が個性的なキャラクター達の会話中心で進んでいて、随所にユーモアやジョークが入っているのでとても読みやすく、またサクサクと読み進められます。
エピック・ファンタジーの部類で沢山の登場人物や国が出てくるのですが、皆個性的なので記憶に残るので、あれ誰だっけ?なんてことになることは無いです。会話ですぐに分かります。描写も分かりやすく服装も目に浮かびます。
良い小説に出会いました。感謝。
久しぶりに昔読んだ『アルスラーン戦記』(まだ終わってない)や『ドラゴンランス戦記』も読み返したくなりました。
次は『魔術師ベルガラス』を読みます。その次は『女魔術師ポルガラ』。
そして『エレニア記』、『タムール記』を早く読みたい。
すっかりエディングス作品にはまってしまいました。
4巻も面白いです。
敵に追われつつ目的を目指して旅を続ける一行。
予言に支配、左右されつつも、予言の意味を解き明かしながら進んでいきます。
今回で大分予言の謎が解けてきました。
先が気になってどんどん読んでしまいます。
いよいよ次巻で終結です。
楽しみであり、終わってしまうのが残念。
でもやっぱり楽しみ。早く結末を知りたい。
おもしろいなぁ~
おもしろい!
マロリー皇帝カル=ザカーズが登場!
おもしろい展開です。後半は主要人物が総登場で混乱、対決、新展開。
人物同士の駆け引きがおもしろく、物語に引き込まれます。
政治的駆け引きも面白い。
3巻も厚みのあるボリュームですが、あっという間に読んでしまいました。
通勤時間が倍以上になったので(;_;)、読書が進みますf(^^;)
後にこの続編『空中ブランコ』が第131回直木賞を受賞しています。
コメディー作品で、変てこな医者と奇病に悩む精神患者のお話ですが、おもしろいです(^^)
続編も読みたくなりました。
精神的、神経的な病を取り扱っており、現在の世相を皮肉っている部分もあるように感じられます。
それだけに誰でもなりえる病で、簡単に笑い飛ばせないところが深い。
携帯依存症とか、一時期自分も当てはまりそうなくらい携帯が気になってた時期があった。
恋愛中とか特に気になるw
プール依存症の話も面白い。
テンポがよくて軽いタッチで一気に読めます。
奥田 英朗の小説『真夜中のマーチ』を読みました。

この前WOWWOWでドラマ『真夜中のマーチ』を見ました。
それで、そのドラマがかなり気に入りました。
是非原作も読んでみようと思って小説を買いました。
大筋はドラマも小説も同じなのだけれど、いろいろと違うね。
かなり違うかも。
そしてやはり肉付けが違う。小説の方がミタゾウやヨコケンの背景が詳しく書かれている。
どっちがいいかはなんともいえない。
どっちもそれなりにいいけど。
どっちかというとドラマの方が綺麗で爽快でおもしろかったかな。
取り方と役者がよかったんだろうな。
ドラマは小説と少しストーリーや演出を変えているけど、ぼくはドラマの方が好きかも。
もう一回見たい。
中村 航さんの小説『リレキショ』を読みました。

amazonのクチコミ評価がよかったので買ってみました。
感想は、いまひとつかなぁ。
途中半分くらいからおもしろくなった。
ウルシバラが出てくる辺りから。
片思い中の妄想は楽しく止まらないものです。
そんな感じが良く表現されていました。
『I love you』でも、中村さんの小説は、ボクにはあまり響かなかった。
結局ボクの好みじゃないってことかもしれない。
文章はすごく読みやすく、すらすら読み進められます。あっというま。
不思議な設定で、ファンタジー。
本多 孝好の小説『MISSING』を読みました。

『I love you』を読んで本多さんの小説を読んでみようと思ったわけです。
前々から本屋さんではよく見かけてて『FINE DAYS』とか気になってたのですが、順番に読んでいこうと思いまして、まずは『MISSING』。
「祈灯」がよかった。深い。苦悩。
「蝉の証」は最後に少しうるっときた。
「瑠璃」は切ない。
どれもすっきりとしたハッピーエンドにならないところがもどかしい。思い通りに行かないというか。
切ない。
切なさがすっと入ってきて、じめじめはしてないところがいい。
文章はすごく読みやすいです。
すらすら読めました。
伊坂さんの小説『フィッシュストーリー』を読みました。

ボクが気に入ったのは『動物園のエンジン』と『ポテチ』。
前者はタイトルとその意味付けがしっくりきてうまい表現だなぁと思って気に入りました。
後者はとてもよかった。伊坂さんらしい。黒澤が出てきたのも嬉しい。相変わらずいい味出してる。
ポテチは最後にはっとしますね。
せつなくも嬉しい終わり方(^-^) こういうの好きです。
途中の『フィッシュストーリー』は何回も戻ったりしながら読み返してしまいました。
うまいこと出来てる。あ、っと気づくと繋がってる、みたいなw
過去の作品の登場人物がいろいろ出てくるので、過去の作品を読んでからこれを読まれることを強くお薦めします。
健康診断のくだりなんかはうまい絡め方だなぁ~と思う(^^)
『マロリオン物語』2巻『砂漠の狂王』を読みました。

2巻は面白いです。盛りだくさんだし。
前作よりよりファンタジーな感じです。
予言者や占星術士やドラゴンやグール?などが登場します。
また群像劇が面白い。
前作からのおなじみのキャラと新しいキャラとの関係も。
情景描写もうまいのですが、人物描写、感情と会話がすごく上手に表現されていて、キャラクターと物語に引き込まれます。
電車乗り過ごしそうになるw
早く3巻読みたい。
小説『ベルガリアード物語』の続編、『マロリオン物語』の1巻『西方の大君主』を読みました。

『ベルガリアード物語』の完全な続編です。
前作の登場人物が勢揃い。
世界観も時間軸も登場人物もそっくり引き継いでおり、最初は懐かしい感じです。
そして新しい問題が起こり、冒険にでることになります。
まぁ、その冒険に出るまでが長いのですがw
1巻の終わりごろになって漸く冒険の展開が見えてきて、おもしろくなってきます。
そして2巻へ・・・
前作を気に入った人ならきっと続編も気に入ると思います。
ベルガリアード物語の第二巻『蛇神の女王』を読みました。

一巻より少し分厚いから読むのに時間かかるかなぁと思っていたのですが、一気に読み進めてしまいました。
それくらいテンポも良く、展開もおもしろいです!
いよいよ魔法や怪物がおおぴろげに出てきて、たのしくなってきてます。
ガリオンの秘めたる力が知らず知らずの内に少しずつ発揮され始めます。
旅の仲間も増えます。
思ってたよりおもしろくて、電車の中以外でも、休日にカフェで、平日に帰宅してから読み進めてしまいました。
3巻も買って読もうと。
のみまくし日記を読んで『終末のフール』を読みたくなって読みました。

短編集ということなのでちょっと敬遠していたのですが、短編がそれぞれ繋がって、いつもの伊坂作品に仕上がっていました(^ー^)
あと3年で地球に小惑星が衝突して地球が滅亡するという状況で、みんなが何を考えてどう生きていくか、というお話です。
こういうのを読むと、やっぱり、自分ならどうするかな?と考えてしまいます。
自分だったら・・・
やっぱり働かないだろうな。
旅行して回りたいけど、世の中は酷い状態で恐くて外には出れないだろうなぁ。
強盗、強姦、殺人、自暴自棄。。。
電車なんて走ってないだろうし、車も破壊されてるかもしれない。
結局引きこもっているしかないのだろうか。
電気と水だけでも通ってるといいのだけれど。
そしたら引きこもってTVゲームくらいはできるかな。
せめて自分の守りたい人だけは死んでも守りたいな。たとえあと3年でも。
終末を後悔と共に独りで迎えるのは死ぬのよりも嫌だ。
短編の中で気に入ったのは本のタイトルにもなっている「終末のフール」と深く考えさせられる「太陽のシール」、「篭城のビール」「天体のヨール」かな。
復讐しても誰も報われない、と頭の奥底では分かっているのかもしれないけれど、心が許してくれないのかもしれない。理解するのは難しい。納得するのはもっと難しい。そして許すことはできないかもしれない。
本当に終末が来たらどうなるのでしょうね。
伊坂さんの小説『陽気なギャングの日常』を読みました。

『陽気なギャングが地球を回す』の続編です。シリーズ化して欲しいなぁと思っていたので、続編の発売を聞いた時は嬉しかった。発売後すぐに買いました。
最初は前作ととは違った形で個々の日常を描いてお終いなのかなぁ?と思ったら、最後はやっぱり次々と話が繋がっていって、あ、やっぱり伊坂イズムっていうか、面白いなぁと思いました。
前作の方がやっぱり新鮮だったので、前作の方がおもしろかったかなぁ?
でも続編もおもしろかった。キャラクターの個性がよりはっきりしてきていて。
これを読むと前作の映画のキャラはちょっと違うな、と思ったりします。
でもこれも映画化してほしいな。
伊坂さんの『アヒルと鴨とコインロッカー』を読みました。

前からタイトルが気になってた。
読んでみた感想は、
面白かったー!
久々にヒットな感じ。
『ラッシュライフ』的なおもしろさがあります。
2つの時間が交差して、だんだん2つの時間がつながり始めて、ハラハラドキドキな展開になって、動機が分かって、おもしろい!って感じ。
社会風刺みたいなところもあってちょっとだけ考えさせられる。でも軽い展開で悩まずにスイスイ読み進められる。
とにかく気に入りました。
ドルジがいい。普段「ソウデスネ」って言いたくなってしまうw
そしてこの作品は映画化されるそうです!
オール仙台ロケで撮影が始まっています。
気になるキャストは、ドルジは瑛太で、麗子さんは大塚寧々だそうです。
なるほど。
でも麗子さんは柴崎コウの方がキャラが合ってるような・・・でも色白ってところだと大塚寧々かな。
どうやって映像化するのか楽しみ。
相方のお薦め図書、吉本ばななの『キッチン』を読みました。
あまりにも有名な作品なので、なんとな〜く買うのも躊躇われて今まで読んでいませんでした。
相方が持ってて貸してくれたのでよろこんで読みました。

どれほど面白いのだろう?と訝しげに読み始めましたが、すぐに入り込みました。
よかったです。
読みやすい文体です。すらすら読めました。
なんとなく雰囲気は瀬尾まいこの作品に似ているところがあるな。
普通は逆に感じるのかな?ボクは先に瀬尾さんの作品を読んだのでそう思ってしまう。
素直で優しくて切ないところとか。
いろんな作家さんがこの作品のファンだったり、少なからず影響を受けたりしているのでしょうね。
伊坂 幸太郎の『死神の精度』を読みました。

第134回直木賞候補作品です。
残念ながら落選 orz
短編集なのでちょっと浅い感じ。キャラの引き立てが弱い。
最後は、あぁこう繋がるのかぁ〜、と漸くいつもらしさ(?)が出てきますが、ちょっと物足りない感じ。
やっぱり『ラッシュライフ』や『陽気なギャングが地球を回す』の方が好きだなぁ。
同じ短編集なら『チルドレン』の方が好きだ。
次は何を読もうかなぁ。
久しぶりに瀬尾まいこさんの作品を読みました。
『幸福な食卓』。

これは良いです。自分の大切な人に読ませたくなる本。
さすがといいたくなる。
瀬尾まいこさんの作品は『卵の緒』を読んで大好きになって、その後『図書館の神様』、『天国はまだ遠く』を読んだのですが、『卵の緒』ほどの感動は得られませんでした。
でもこの『幸福な食卓』は『卵の緒』の雰囲気があります!
同じような感動と刹那さと暖かさがあります。
重いテーマを重く感じさせずにさらりと読ませます。
なんともいえないちょっと素敵な家族が描かれています。
『卵の緒』を気に入った人には文句無くお薦めできます。
『幸福の食卓』が映画化されるらしいです。
ヒロイン佐和子役と、主要男子役を全国オーディションにより募集するそうです。
ということは主演は素人?
ともあれ楽しみです。
伊坂 幸太郎 の『重力ピエロ』を読みました。

テーマが重そうだったのですが、読んでみると軽快に読み進められます。
やっぱり面白いからかな。
この人が作り出すパズルはすごい!
作り出すというより紡ぎあげるという感じかな。
どういう頭脳してるんだろ。すごいなぁ。
最後はうるうる来ました。
鼻の奥がツンときました。
ミステリー作品のはずなんだけどいつのまにか家族愛に感動する作品になってる。
途中、『ラッシュライフ』の黒澤が出てきます。
いい味出してます(^-^)
黒澤の台詞は良くってファンですw
『オーデュボンの祈り』の伊藤も出てきます。
先に両作品を読むことをお薦めします。
"神様のレシピ"って言葉、気に入ってるのでしょうねw
伊坂さんの言葉遊びは面白いです。
韻が良くて軽快さが好き。
吉田 修一の『パーク・ライフ』を読みました。

芥川賞受賞作ということで気になって読んでみました。
なんとなくタイトルも気に入ったので。
パーク・ライフとflowersの2編が入っているのですが、flowersは嫌い。面白くないし、すっきりもしない。読後に嫌な感じが残ります。
パーク・ライフは好きですね。
こういうのちょっと憧れますね。偶然の出会い(*^-^*)
公園を出た後の2人はその後どうなったのかなぁ〜・・・
都会の地下鉄と公園ってシチュエーションが良い。萌えw
Doragon Ashの『Life goes on』って曲が合う感じ♪
伊坂 幸太郎 の『ラッシュライフ』を読みました。

『チルドレン』を気に入ったので伊坂さんの他の作品も読んでみたくなってこれを買いました。
すご〜〜く良く練られてます。
奇妙でおもしろかったです。
最初はなんの脈絡もなく関係ないように思えるいくつかのストーリーが、最後にはみごとに繋がってきます。
ちょうど本の表紙に書かれて騙し絵みたいに繋がります。
伏線が上手く、見事としか言い様がありません。
ドラマで言うと 24 みたいな感じ。
同じ場所を通り過ぎるばらばらのストーリーがいつの間にか絡み合って最後に繋がってしまう、見事!と言いたくなる作品です。
そしてまんまと騙されます。まさか黒澤の部屋だったとは。
ボクは黒澤の台詞が好きです。「神様のレシピ」とか「人生のアマチュア」とか。
最後に近づくほど面白くなっていきます。
後半は前半の布石が繋がっていくさまがおもしろくて一気に読みたくなります。
おいらの人生もラッシュライフだな、と思ったりしてw
スローライフを送りたいなぁ。
『キスまでの距離 おいしいコーヒーの入れ方Ⅰ』の続編、『僕らの夏 おいしいコーヒーの入れ方Ⅱ』を読みました。
相変わらず純愛まっしぐら。今、純愛ブームだからいいか。
恋愛初期のじっれたくなるようなジリジリとした恋愛模様が書かれています。
したいけど嫌われるのが怖くて踏み切れない、みたいな(笑)
ライバルへの腹の煮えくり返るような思いも、女性作家なのに良くわかってるなぁなんて感心しまたw
amazonの評判を見て読みたくなって『天使の卵』を買いました。
純愛で切ないです。
”泣ける”と書いてあったけど泣けませんでした。
いいBGMがかかっていたら泣けたかも。
恋の行方が気になってすらすらと読み進められました。
Kくんの評価を見てボクも読みたくなって『チルドレン』を買いました。
直におもしろかったです。
ストーリー構成が上手いなぁと思いました。
読んでいて思わずニンマリしてしまうような面白さというかかっこよさがあります。
キャラが活き活きしていて爽快な気分にしてくれます。
他の作品も読んでみたいです。
Kくんが気に入ったみたいなのでボクも『夏の庭―The friends』を読んでみました。
良いです。
Kくんの批評どおり気持ちの良い感動がありました。
ボクもこの手の話が好きです。
描写は細くてイメージし易いです。だけれど優しい表現で文章も読みやすいです。
考えていることは小学生の割には大人っぽいのだけれど、子供っぽい行動や子供っぽい興味の持ち方をうまく表現しています。その変がおもしろい。
途中くすくす笑いたくなるような、思わずニヤリとしてしまうような面白さがあります。
最後の方はうるうる来ました。
新幹線の中で読んでたんだけどきっと目がうるうるしてたと思います。
これが420円とは安い!
お薦めです。
会社の同僚から借りて『天国はまだ遠く』を読みました。

そんなにおもしろくはないけど癒されます。
ほのぼのしてます。
田舎暮らしもいいかな?なんて思わせる内容です。
昔は絶対田舎暮らしなんて嫌だ、って思ってたけど最近はそうでもないかも。
都会の生活に疲れてきたのでしょうか・・・
会社の同僚から借りて『図書館の神様』を読みました。

ぼちぼちでした。悪くないです。
夏目漱石を読んでみたくなりました。
瀬尾 まいこさんの文章、文体は好きです。読みやすいし、優しさがある。
この人はきっと誰にでも優しい人なんだろうなーって思う。
瀬尾 ワールドは心地いいです。
会社の同僚に薦められて『黄色い目の魚』を読みました。

後半はよかったです。
読み終わった後、これといって感動も何も残らなかったけれど、つまらなくはないです。
おもしろいストーリー構成だと思います。
自分にもこんなピュアな時期があったようななかったような。
ここまで自分と向き合ったことはなかったかも。ちょっとうらやましい。
会社の同僚に薦められて『卵の緒』を読みました。

こういう感じの本、好きです。
切なくて、暖かくて、優しくて。
2本のストーリーが書かれているのですが、1本は第7回坊ちゃん文学賞・大賞受賞作です。
受賞作の1本目のお話は、ちょっぴり切なくてでも優しくていいお話です。
先が気になる内容で、思いもつかない展開に落ち着きます。
読み終わった後、あぁ、いい話だったな。って感じになります(^_^) 静かな感動。
「おいしいものを食べた時に、食べさせたくなる相手が自分のいちばん好きなひと・・・」
なるほどぉ〜
2本目のお話は、1本目より更に切なくて暖かいお話です。
最後は涙が溢れそうになりました(;_;)
二人の姿がや表情が浮かびそうなくらい入り込めました。
二人の間にあった見えない壁が壊れて、二人の関係が本当の家族になっていく様が心地いいです。
近くにいて繋がっている人の大切さ、いとしさなんかを思い出した気がします。
ボクは2本目のお話の方が好きです。もちろん1本目も良い。
こういうタッチが好きな人には、文句無くお薦めです。良書だと思います。
会社の同僚から『博士の愛した数式』を薦められて読みました。

ほのぼのええ話です(^ー^)
思いもよらない設定で博士の数学は分かりやすくて面白いです。
読んでて「ほぉ〜」って感じで感心してしまいました。
著者はいろいろな数学の本を読んで勉強したんだろうけど、頭いいなぁーって思いました。
博士が分かりやすく説き諭す数式とその数式に魅入られていくところがスパイスになっています。
また、博士の記憶が事故の後遺症で80分しかもたないという設定がストーリーを面白くしています。
そして率直な家政婦さんと家政婦の純真無垢な息子がいい感じで物語を切なくしかし暖かくしています。
博士の身近の人達のおもいやりが嫌味じゃなくて厚かましくなく自然で、数学にしか興味が無い博士の思いやりもなぜか当然のように子供にむけられて。それがおくゆかしかったり。
障害者への気遣いって真剣に考えるとすごく深い問題なんだけど、この小説の中ではなんだか爽やかな感じがします。数式のスパイスのおかげなのかな?
読み終わった後、ちょっぴりの切なさとほんのりと気持ちよさが残ります(*^^*)
こういう話好きです。好きな人にはお奨めです。
文章も読みやすいし量も多くないので一日で読めますよ。
J・D・サリンジャーの『The Catcher in the Rye』
村上春樹訳というところがちょっとどうかなと思ったけれど、テレビである映画を見て、その中でこの本が出てきてて、興味惹かれて読みました。
昔からタイトルは知っていたけど、なかなか読みたいとは思わなかったんだけど。
読んでみたけど、なんでそんな有名というか賞賛されるのかわからなかった。
ボクは何も感じませんでした。
当時は文章というか視点が新しかったらしいけど、今読んでみて面白くはないと思った。
それは村上春樹の訳だから?(失礼)
でも、『攻殻機動隊』を見て、読んでおいてよかったと思った(笑)
第130回芥川賞受賞の綿矢りささんの『蹴りたい背中』を読みました。

読む前は「どうかな〜」と思ってたけど、読み始めると結構先が気になってすらすら読めてしまった。
意外(?)と面白かったです。
この若さでこれだけ書けるってすごいなーと単純に感心しました。
読んでる途中で、村上春樹が訳したJ・D・サリンジャーの『The Catcher in the Rye』に似てるなぁ〜と思った。
似てるな〜と思ったけど、『ライ麦畑でつかまえて』はあんまり面白いと思わなかったし、共感できる部分もあんまりなかった。
でも、『蹴りたい背中』は共感できる部分が少なからずあった。
学生時代の少し苦い経験。
取り残されたくない自分とノリきれず周りになじめない自分。
休み時間の10分間が苦痛な時があった。
1人ぼっち。でも他の独りぼっちのやつらとは違う理由でありたかった。
ボクは独りになりたいんだ、って風をよそおって。
惨めさを感じながらもそんなはずはないと思い込んだ。
ハツの視点をボクも持ってた。
綿矢りささんの本はすっごく売れてるけど、blogサイトではあんまり良い評判は見ない・・・りさちゃんが若くてかわいいからだろうか?偏見?
ボクは『インストール』も読んでみようと思った。
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